ウソ10 ⇒ 京都議定書やパリ協定は、大きな成果をあげてきた

ウソ10
京都議定書やパリ協定は、大きな成果をあげてきた
【事実】 見るべき成果は何もない。京都議定書もパリ協定も、大気のCO2濃度にまったく影響しなかった。

二〇二一年が第二六回だったため、暮れ近くの二週間ほど、ほぼ連日のようにCOP26(コップ26)の報道がありました。スコットランドのグラスゴーとかいう町に何万人も群れ集まって、何かわけのわからんことをやっている……くらいの感覚だった人もいるでしょう。まぁその感覚で満点なのですが。
COPもすっかり年中行事になりました。COPを思いつつ私の胸に浮かぶ年中行事は、宗教に縁の深い祭礼の類です。元旦の初詣から始まって節分やひな祭り、春秋のお彼岸、七夕、お盆、七五三、クリスマスなども、やはり時期が決まっていますね。でも祭礼は、仲間意識の再確認や個人の祈りなど「心のありかた」が主眼ですから、さまざまな国の人が集まって激論を交わすようなものではありません。
まだ二十数年来の行事だから伝統の浅いCOPは、新興宗教の祭礼に近いうえ、報道を見るかぎり心の安らぐシーンなどなさそうなため、祭礼の劣化版といえましょうか。政府から任命され、国を背負って出席してきた方々や、これから出席する方々には申し訳ないことながら、内容ゼロの茶番劇としか思えません。以下、COPの顔つきを眺めたあと、そう思うわけをご説明します。

気候変動・脱炭素」14のウソ』渡辺正著(丸善出版株式会社)

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